トナー転写プリントQA

 

初期投資も少なく、いろいろな生地や、様々なものにプリントできるトナー転写方式のプリントのメリットを生かして、ビジネスやホビーに役立てていただきたいのですが、利用するにあたって、ちょっとしたコツや、より良いものをプリントするための、ちょっとした知識、あるいは、失敗を避けるためのアイデアなどを拾い集めて見ました。 ご参考になれば幸甚です。

 

Q Index

Q1 トナー転写でプリントしているが、Tシャツにプリントしたイメージが、割れたり、はがれたりする。また、イメージ部分の通気性が悪く、着心地も良くない。

Q2  Oki c941dn Vinciをプリンタのドライバーでプリントしているが、カラーがパステル調で、色に締まりがない。 思ったカラーがプリントできない。

Q3  トナー転写プリントをする際の糊付けがうまくいかない。

Q4  面付け、ないしタイリングをした画像や、細かく分かれた部分の多い画像などに糊付けを行う工程で、糊シートを剥がすときに、イメージの一部に糊が着かない、ないし、プリントされた一部が糊のシートのほうにきてしまう。 とくに、イメージの最初の部分や、終わりの部分のトナーが糊のほうにきてしまう。

Q5  一部分の糊付けや転写はうまくいくが、一部分の糊付けや、転写がうまくいきません。

Q6  コットンにトナー転写プリントして、洗濯したら、イメージの周辺の部分や全体にしわというか、ひきつれのような、波を打つようなものができた。

Q7  糊付け加工の終わったプリントシートからトナーのイメージを生地に転写する場合に、一部のイメージが、生地に転写されず、プリントしたシートに残ってしまう場合があります。

Q8  トナー代を節約するにはどうしたらいいでしょうか?

Q9  撥水処理された生地への転写は可能ですか?

Q10 生地へのプレス痕、転写紙痕を目立たなくするにはどうしたらよいですか?

Q11 ユーザーから送られてきた画像データの解像度が低いので、それをプリントしても、ぎざぎざの目の粗いプリントしかできません。 対策はありますか?

Q12  ソフトRIPを使うのは難しいですか? 誰にでも使えますか?

Q13 トナー転写プリントは昇華転写プリントや、ダイレクトガーメントプリント、シルクスクリーンプリントなどの、ほかのプリント方式と比較して、どのようなメリットやデメリットがありますか?

Q14 ヒートプレスマシンはどのように選べばいいですか?

Q15 ソフトRIPの機能・性能の差はありますか?

Q16  Ghost社製白トナープリンタについて教えてください。

Q17 Forever Flex Soft No-cut)の利用法について

Q18 箔(Hot Stamping Foil)をプリントするのはどのようにすればよいですか?

19 洗濯堅牢度はどうですか? 洗濯時・アイロン時の注意点は?

20 プリントに不向きな素材はありますか?

Q21 指定したカラーをプリントするにはどうしたらいいですか?

Q22 生地に転写プリントしたトナーの色が、何回かプレスしたら白っぽくなってしまいました。

Q23 トナーでプリントしたA Foilに筋が見えるようになってきました。

Q24 トナーは何枚のTシャツをプリントできますか?

 

 

 

 

QA詳細】

Q1 トナー転写でプリントしているが、Tシャツにプリントしたイメージが、割れたり、はがれたりする。また、イメージ部分の通気性が悪く、着心地も良くない。

 

A トナーを転写するには感熱糊、つまり、熱で溶ける糊を使いますが、この糊自体には伸縮性は無いので、生地の伸縮に追随しないため、プリントしたTシャツなどを着用したり、洗濯したりすれば、イメージに割れ、ひび、はがれが生じることは避けられません。

これを防ぐためには、イメージ自体をはじめから「割って」おくとか、イメージをドットで表現するなどの手段が有効です。 それとは別に、生地の色が黒であれば、トナーの黒の色を抜いてしまうことで、トナー+糊の付着する面積を減らして、着心地、風合い、風通し、洗濯堅牢度などがアップさせることもできます。おまけにトナーの節約にもなるので、一石二鳥以上です。

機能・性能の優れたRIPを使用すれば、このようなイメージの変換がとても楽にできます。 ただ、RIPにもそのような機能が充実しているものも、実用に耐えないものもあるので、RIPの選択に当たっては吟味が必要です。 どんなRIPでも良いというわけではありません。当社の推奨するRIPは世界で最も多く採用されている、カナダCADlink社のソフトRIPで、Oki c8432WTをご使用の方には、Digital Factory V10 Oki EditionOki c941dn Vinci用にはDigital Factory V10 Oki PRO Editionがおすすめです。

 

 

Q2 Oki c941dn Vinciをプリンタのドライバーでプリントしているが、カラーがパステル調で、色に締まりがない。 思ったカラーがプリントできない。

 

A Oki c941dnはもともとプリントショップなどで、高速で紙にカラープリントするのに最適であるように設計されており、Tシャツプリント用に設計されたものではありません。 ただ、白トナーを搭載しているため、濃色のTシャツなどにプリントするのに便利だということで、Tシャツなどへのトナー転写用として利用をされていますが、Tシャツをプリントするには、いくつかの弱点があります。 まず、使用されているトナーが粉砕トナーでは無く、重合トナーであるということです。 鉱物を粉砕して製造する粉砕トナーに比べて、ケミカルに合成された重合トナーは、熱に弱いという特性があります。 つまり、ヒートプレスで転写しようとすると、トナーが熱で揮発してしまうため、本来のカラーがプリントできません。 特に、Yellowのトナーが熱に弱いため、糊付けの工程で、糊のシートに大量の、濃度の高い、Yellowのカラーが移転してしまうことがわかります。

さらに、大きな問題は、白トナーの使い方です。 白トナーの役割には2つあります。 一つは、白い色を表現するという大事な役割がありますが、もう一つの重要な役割は、淡い色も転写プリントできるようにするということです。 「淡い色も転写できるようにする」と聞くと、当たり前のように思われると思いますが、Oki c941dnでは、淡い色を紙や、転写シートなどのメディアにプリントするのは問題ないのですが、転写プリントをするための転写シートに淡い色をプリントした場合には、糊シートの糊が活性化しない、つまり、糊は淡いカラーの部分にはつかないので、淡い色の転写というのはできないのです。よって、淡い色を生地などに転写しようとした場合には、白のカラーを補色することで、トータルのトナーの量をアップして、転写用の糊がプリント部分に付着するようにするという機能を兼ね備えています。

ということで、黒Tシャツなどに淡い色を含むフルカラーでプリントするためには、白トナーのオーバープリントが必要かつ有効ですが、Oki c941dnについているプリンタドライバで、特色としての白トナーの使用を選択すると、CMYKでプリントしたイメージ全体にさらに100%の白トナープリントが重ね塗りされてしまいます。そうすると何が起きるかといえば、本来白トナーが必要のないトナーの濃度の濃い部分にも100%の白トナーが上塗りされるだけでなく、その白トナーが濃色のCMYKのカラーに「混濁」するために、本来ぴしっと締まったカラーでプリントしたい部分がパステルカラー調になるし、淡い色の部分は必要以上に白っぽくなってしまうわけです。

当社で取り扱っているカナダCADlink社製ソフトRIPDigital Factory V10 Oki Editioのような機能・性能のよいRIPであれば、濃度の高いCMYKのカラーの部分には白トナーをオーバープリントせず、一定の濃度以下の部分に、必要な最低限の白トナーを補填するという機能があるため、メリハリのある本来のトナーのカラーで転写することが可能となります。ただ、単にRIPといっても、機能・性能の劣る製品もありますので、良く比較吟味して最適なRIPを選択することが重要です。

 

Q3 トナー転写プリントをする際の糊付けがうまくいかない。

 

A トナー転写方式において、もっともコツが必要、ないし、条件が整わないと難しい工程が糊付けの工程です。 コツが必要、といっても、長年の修練による技術が必要、というわけではなく、必要な条件を整えて行うことが大事、という意味です。 条件を整えて行えば、きわめて安定した糊付けを行うことが可能です。 失敗を防ぐための基本的な条件を、失敗例ごとに解説します。

(1)   まず、糊がうまくつかない。 うまくつかない、という表現もあいまいですが、糊が十分にプリントしたトナー面に移転しない、という場合の原因の多くが、プレス機の温度不足に起因しています。 プレス機の温度が十分熱くないことで、糊シートの感熱糊が十分柔らかく溶けてトナー面につかない、あるいは、プリントしたトナーをノリのほうにもってきてしまう、というようなことも、すべて、実効温度が低い、ことに起因していることが多いです。 プレス機のディスプレーの温度が所定の温度を示していても、下こてが冷えたままでプレスしたのでは、実効温度は半減してしまうため、本来の温度でプレスしていることになりません。 本番で糊付け工程に入る前に、設定秒数の空プレスを最低でも5-6回行い、下こての温度を十分に上げてからプレスすることでこの問題が解決します。

(2)   下こては十分熱いのに、糊の転写がうまくいかない場合の原因の2つ目は、プレス機の圧力不足によるものです。 プレス機の圧力を上げることで解決します。

(3)   糊シートを剥がすときにはプリントしたシートが糊シートを剥がし終わるまで、余熱のある下こてからできるだけ離れないようにして、糊の温度が下がりすぎないようにすることが大事です。 はがしているときに、シートが下こてから浮き上がってしまうと、シートの糊が急速に冷却され、糊の転写がうまくいかなくなってしまいます。

(4)   糊シートを剥がすスピードがあまりにも遅いと、やはり糊が冷えて、徐々に固くなってしまい、糊の転写がうまくいかないことにつながります。 ドイツForever社製品は、国産の紙製の転写紙に比べて、慌てずに、ゆっくりとはがしてもしっかりと糊の転写がうまくいくのですが、それでも、あまりにも時間をかけると、糊シートが冷えてしまい、転写はうまくいきません。プレス機の上こてを上げたら、5-10秒、乾燥した布地で糊シートの上を軽くこすり、粗熱をさましたら、あまり時間をおかずに、ゆっくりと慌てずに、一定のスピードではがして行けば、糊付けは極めて安定して行えます。

(5)   トナーでプリントした場所以外に、糊シートの糊が着いてしまうことがあります。 原因の一つは、温度ないし、圧力が高すぎる場合で、このような現象が見えたときは、プレスの圧力を下げる、温度を下げる、などで、解決する場合があります。

ただ、シートの保管場所や、作業現場の湿度が高すぎる場合には、プレス機の温度や圧力が適正であったとしても、トナーでプリントされていない部分にもノリがついてしまう場合があります。 そのような事故を防ぐためには、保管場所、作業場所の環境を常時、温度20℃ー25℃、湿度50%に保つことが有効ですが、それが難しい梅雨時や夏場などの場合は、糊付け工程前に、糊シートだけをすでに事前にあたためてあるプレス機の下こての上に、10-20秒載せることで、水分を飛ばせるので、このような不要な部分への糊の付着を防ぐことができます。

とはいえ、プリントする転写シートが、国産の紙製の場合は、一度、トナーでプリントした部分以外にノリがついてしまっているかどうかを、生地にプリントする前にチェックすることは、きわめて難しく、生地に不要な白いノリまで転写されてしまってからでは手遅れになり、場合によっては、貴重なTシャツやパーカーなどをダメにしてしまうリスクも高まります。

当社にて推奨販売しているドイツForever社製転写シート、Laser DarkNo-cutLow Tempは、半透明のフィルムなので、万一、トナーでプリントしていない場所に糊が付着している場合は、生地に転写する前に、フィルム上で事前に発見できるので、貴重なTシャツや、パーカーなどをダメにすることがありません。

また、糊付け工程後、トナープリントされた部分以外に糊が付着してしまった場合でも、そのフィルムを捨てるのではなく、カッターなどの金属のエッジで軽く掻きとることができるので、万一、糊付け工程で糊をつけすぎてしまった場合でも、転写シートを捨てる必要もありません。 リカバリーが可能であるというのも、ドイツForever社製転写シート、Laser DarkNo-cutLow Tempの大きなメリットの一つです。つまり、転写のシートも、貴重なTシャツも無駄にしないということです。さらに言えば、Laser Dark No-cutLow Tempの場合は、半透明なので、転写プリントする場所を正確に決めることができるのが大きなメリットです。 タグプリント、ネーム入れ、場合によっては、Flex Softやアイロンプリントシートとの混用をする場合でも、画像同士をピタッと張り合わせることができます。 さらに、別途紹介するIC SPLITというソフトを利用して、A3サイズのイメージを、A2A1サイズにて転写プリントする場合にも、この半透明であるLaser Dark (No-cut)Low Tempだからこそ実現できるというメリットもありますが、これはまた、別のところで詳細を説明します。

 

 

Q4 面付け、ないしタイリングをした画像や、細かく分かれた部分の多い画像などに糊付けを行う工程で、糊シートを剥がすときに、イメージの一部に糊が着かない、ないし、プリントされた一部が糊のシートのほうにきてしまう。 とくに、イメージの最初の部分や、終わりの部分のトナーが糊のほうにきてしまう。

 

A トナーでプリントされた部分に糊が移動するときには、糊シートから糊剤がはがれるため、はがすときに、指に抵抗を感じ、つまりはがすときに重く感じますが、トナーでプリントされていない部分は糊がはがれないので、指に抵抗を感じない、つまり、軽く感じます。 そのため、本来一定の速度で糊シートを剥がしたいのですが、画像の間にプリントされていない場所があると、そこのところだけ、はがすスピードが速くなりがちです。そのため、本来のゆっくりとしたはがし方をキープできずに、トナーの無いところで上がったスピードで次のイメージに激突をする形になるため、トナー部分への糊の転写がうまくいかないということがあります。 これははがし方の慣れで、ある程度は、カバーできますが、このように、画像の間にトナーの無い部分があるようなイメージに糊付けを行う場合には、A4ないしA3のプリント用のシートの4辺に10o程の幅の黒枠をプリントされるようにデータを作ってください。 これにより、4辺にあるストライプに常時糊が転写されていくので、はがすときの指に感じる抵抗がほぼ均一化されることで、イメージの間にあるトナーの無い部分でもさほどはがすスピードが急速には上がらないので、面付けないしタイリングした一つ一つのイメージへの糊付けがうまくいきます。 熟練してしまえば、このようなストライプをプリントしなくても、糊付け作業はうまくいくようになりますが、慣れないうちは非常に有効な手段です。

 

 

Q5 一部分の糊付けや転写はうまくいくが、一部分の糊付けや、転写がうまくいきません。

 

A 価格が安くてもいいヒートプレス機もあるし、価格が高くても品質の悪いものもあるヒートプレス機ですが、一般的には、価格の高いものは、品質もいいものであってほしいものです。

原因や理由、価格も、ともかく、不均一な温度や不均一な圧力では、ちゃんとした糊付けや転写は期待できません。 基本的には、品質のちゃんとしたプレス機をご購入いただくことは極めて重要なことです。 価格やブランド、あるいは、国産かどうか、などに惑わされずに実績と定評のある製品を選ぶことが重要です。

とはいえ、すでにお手持ちのプレス機もそう簡単に入れ替えることも難しいので、癖のあるプレス機でも、うまく使っていかないといけません、という場合の対策です。

基本的にある問題が温度むら、圧力むらであるとすれば、通常は、所定の温度・時間・圧力で一回プレスすればいいのですが、部分的に糊付けなどがうまくいかない場合は、プレス途中で一度プレス機を上げて、シート、ないし、生地の方向を180℃回転させて再度プレスする、という方法で、この問題を切り抜けることができる場合があります。 100%の解決にならない場合もありますが、かなりの確率で解決します。 お試しください。 

その作業に手間がかかりすぎる、という場合は、やはり、新規に、品質・性能のよい、ヒートプレス機に買い替えることを強くお勧めします。 当社で取り扱っているBLITZブランドのヒートプレス機は、用途により、最適なモデルを選択できるように多くのモデルをそろえています。実績と、ご愛用者の評価は高く、使いやすく、安定しているので、安心してご利用いただけます。

 

 

Q6 コットンにトナー転写プリントして、洗濯したら、イメージの周辺の部分や全体にしわというか、ひきつれのような、波を打つようなものができた。 

 

 

A これは、コットンが洗濯すると縮む場合に起きる現象です。 トナーでプリントしたイメージは、伸び縮みしませんが、プリントした生地が、洗濯などで、縮むと、収縮率の差から、生地が引き連れたような、あるいは、イメージ部分が波打つような感じになってしまうことがあります。 これを防ぐためには、コットン生地であれば、事前に一度洗濯をして、初期収縮をさせてしまえば、ある程度は防げますが、逆に、縮んだ衣類を伸ばして着ようとするとイメージが割れたり、はがれたりということにつながる場合もあります。

それを防ぐには、画像をあらかじめ小さなブロック状に分離したデザインを作ったり、ラスタライズして、ドット表現にしてプリントすれば、生地が伸び縮みしても、イメージが波打ったり、プリーツ状になったりすることがありません。 もちろん、イラストレーターやフォトショップなどを駆使して、データをそのように作成することもできますが、かなりの手間と時間がかかるものです。 カナダCADlink社製ソフトRIPDigital Factory V10 Oki Editionを使用できれば、ドット処理などは、簡単なボタン操作でできます。 品質の良いトナー転写プリントを、効率的に行うには、まず、機能・性能の高いソフトRIPは不可欠です。

 

 

Q7 糊付け加工の終わったプリントシートからトナーのイメージを生地に転写する場合に、一部のイメージが、生地に転写されず、プリントしたシートに残ってしまう場合があります。 

 

A まず、生地への転写が不十分であることが分かった段階で、それ以上、生地から転写紙を剥がすのをやめて、Tシャツと転写紙がくっついたままで、再度ヒートプレスの温度と圧力を確認して、プレスしなおすことで、やり直しができる場合があります。 転写率が悪いことに気が付いたら、転写紙を全部はがし切らずに、転写紙がTシャツについたままで、Tシャツをヒートプレスに戻して、再度プレスしなおしてください。

 

ただ、転写シートをいったん全部生地からはがしてしまった後に、一部のトナーが転写されなかったことが分かった場合は、国産の紙製の転写紙の場合は、再度、正確に位置を合わせて、再度プレスしてリカバリーすることはほぼ不可能ですが、ドイツForever社製Laser Dark No-cutLow Tempであれば半透明のフィルムなので、万一、生地への転写がうまくいかず、フィルムにトナーが残っている場合でも、再度、正確に位置合わせができるので、しっかりと位置を合わせて、再度プレスをしてから、はがせば、トナーへの糊付けさえちゃんとできていれば、ほぼリカバリーは可能です。 これも、ドイツForever社のLaser Dark No-cutLow Tempが世界でもっとも多く使用されている理由の一つです。これで、転写紙、Tシャツなどを無駄に捨てることが各段に低減されます。

 

 

Q8  トナー代を節約するにはどうしたらいいでしょうか?

 

A  まず、CMYKW5色のトナーを持つOki c941dn Vinciと、CMYW4色のトナー、それもBlackの無いOki C8432WTや、類似したCMYKの改造プリンタ(当社のTP-C824WTもそうですが)と比較すると、黒をプリントするときに、Oki c941dn Vinciであれば、Kのみでプリントすればいいので、Max K=100%のトナーしか使いませんが、Blackトナーを持たないCMYW型はBlackをプリントするときにはCMYの掛け合わせで黒を表現するので、Max  CMY=300%のトナーを使用することになります。 K=100%に比べて、CMYの掛け合わせでは、漆黒にはならない上に、300%のトナーがプリント部のパリパリ感を増大させます。


それとは別に、淡い色をプリントするために、白トナーの補色(オーバープリント)は必要ですが、Oki c941dn Vinciの純正プリンタドライブでは、イメージの濃淡にかかわらず全面にわたり、W=100%をオーバープリントするので、そうでなくても価格も2倍する白トナーの消費量が半端なく多くなります。 余談ですが、おまけに、それが理由で、色はパステル調になるし、パリパリ感が高まるし、という具合になります。 

 

カナダCADlink社製ソフトRIPを使用すれば、まず、白トナーのコントロールという重要な機能により、イメージの濃度の濃い部分には白トナーを除色し、淡い色の部分にだけ、必要な量の白トナーを補色するという機能があるため、白トナーの使用量が数分の一に下がります。 

また、そのソフトには、ドット表現機能、ないしラスタライゼーションの機能があり、イメージをドットやラインに変換してプリントできるため、その分、さらにトナーの消費量をおよそ20-40%セーブできます。おまけにそのため、生地の風合い、着心地、通気性、洗濯堅牢度がアップし、生地の引きつれ現象なども無くなります。 

さらにCMYWプリンタの場合にCMY=300%でBlackを表現する代わりに、CADlink Digital Factory V10 Oki Editionを使用すれば、「KnockMeBlackOut」(黒抜き)という機能があり、イメージの中のBlackをそもそもCMYW=0%にしてしまう機能があり、つまり、トナーの無い部分は下地の黒Tシャツの色で表現するという機能があるため、デザインによっては、大幅なトナーの節約になるほか、着心地、風合い、通気性、伸縮性、洗濯堅牢度が大幅にアップします。

ソフトRIPはそれなりに高価なものですが、その機能の優秀性により、より高く売れる製品がプリントでき、コストの回収が早まるほか、大幅なトナーセーブの機能があるので、それを導入するコストも、トナー代の大幅節約により、かなり短期間に自動的に回収されてしまいます。そのソフトRIP代を節約するということは、高いプリントコストで、着心地が悪く、生地の風合いが死に、通気性が悪く、カラーが悪い、決して高くは売れないTシャツをプリントし続けるという選択になるということです。

 

Q9  撥水処理された生地への転写は可能ですか?

 

A 基本的にはNO! です。 ただ、撥水処理加工には様々な程度は品質があるようで、必ずしも均一の撥水性があるわけではありません。 生地に水滴を落としたときに、スイレンや、サトイモに葉に水滴がころがるような撥水性の生地には、まず、使用できないと考えるべきですが、水がじわじわと生地にしみこんでいくようであれば、ある程度の短期の使用には耐える場合もあります。 基本的にはNO!ですが、テストをしていただき、用途によっては、使える場合もある、ということです。

 

 

Q10 生地へのプレス痕、転写紙痕を目立たなくするにはどうしたらよいですか?

 

A 生地のタイプにより、特にポリエステル生地などで、プレス痕が目立つ場合があるようです。 100%の除去はなかなか難しいようですが、プリントするシートよりもやや小さめの耐熱クッションを当てることで、シートのエッジの痕が付かないようにすることは可能です。 

 

Q11 ユーザーから送られてきた画像データの解像度が低いので、それをプリントしても、ぎざぎざの目の粗いプリントしかできません。 対策はありますか?

 

A その画像データがPNGJPGBMPなどのラスターデータであれば、CADlink社製ソフトRIPDigital Factory V10 Oki Editionの豊富な機能の一つ、Super Image機能により、解像度をアップすることが可能となるので、スムースなエッジや表面のプリントが可能となります。 

 

Q12  ソフトRIPを使うのは難しいですか? 誰にでも使えますか?

 

A カナダCADlink社製ソフトRIPDigital Factory V10 Oki Editionは、多機能・高性能のソフトRIPですが、初期設定・初期トレーニングまでしっかりとリモートで、ないし、訪問トレーニングを行いますので、すぐに使えるようになります。 また、少し使い始めて、また、わからないことがあっても、いつでもHot Lineにてサポートしますので、心配はご無用です。一度設定を終えてしまえば、あとは、通常のプリンタドライバと同様のレベルの操作で簡単に操作できるようになります。

 

Q13 トナー転写プリントは昇華転写プリントや、ダイレクトガーメントプリント、シルクスクリーンプリントなどの、ほかのプリント方式と比較して、どのようなメリットやデメリットがありますか?

 

A  これはトナー転写方式をやるかどうかを判断するための重要な質問です。 それぞれのプリント方式のメリット、デメリットを大雑把に下記に列記してみましょう:

(1)   シルクスクリーンプリント: 設備費高く、スペースも広い必要がある。初期投資が高く、小ロットプリントはコストが高すぎて不適。 同一製品の大量生産向きで、大量生産に特価すれば製造単価は低い。 どちらかと言えば、低マージン、大量生産で、業界は大手の寡占率が高まっており、小規模の新規参入の余地は限られているとみられている。むしろ、大手のプリント会社へプリントを依頼するほうが一般的になっている。

(2)   ダイレクトガーメントプリンタ: 技術革新の進む分野ではあるが、インクジェット方式が主なため、特に、白インクの目詰まりや、メンテナンスに費用が掛かる。プリンタの単価もまだかなり高く、かつ、プライマー処理機なども必要となり、システムで200-300万円という初期投資のわりに、プリントできる生地の種類が限定されている。業務を特化し、ある程度の大量のロットをこなせないと、投資の回収に苦しむことになる。プライマーの処理から始まり、製造工程が長いのもデメリット。 プリント自体は、一定の作業工程を決めれば、失敗は少ないようだ。

(3)   昇華転写プリント: 昇華インクは白のポリエステル生地ないし、ポリマー処理をした白のセラミックや金属に、鮮やかな染料カラーでプリントでき、かつ、プリントコストも低廉なことがメリットですが、インクジェットプリンターを使う場合の昇華プリントはインクジェットプリンターの目詰まりを常に気を付ける必要があります。

プリンタのサイズにも、A4サイズから1.9m幅まであるので、用途によっては、非常に広範囲に利用されているようです。 ただ、プリントできる素材が白のポリエステル生地ないし、ポリマー処理したMUGなどに限られることが、一つの弱点で、黒とか濃色の生地、コットンや麻、ナイロン、レーヨンなどにはプリントできません。 用途・素材を絞って活用するには、優れたプリント方式です。 ドイツGhost社製昇華トナーをCanon LBP621Cに入れ替えれば、目詰まりの心配のない、昇華転写紙不要の昇華プリンタが入手できるのも実用上助かるSolutionです。

(4)   トナー転写プリント: こちらのQAを見ればわかるように、いくつかのSkillや条件を満足させる必要がありますが、初期投資が安く、応用範囲が広く、高性能のRIPを使用すれば、着心地・風合いのよい、通気性のよいプリントも可能となるし、少量多品種プリントには最適なシステム。 ただし、大量生産向きではないので、オンデマンドタイプのプリント向きの印刷方式です。 同一のものを大量に生産するのではなく、個別に、個性的な製品を作り、単価を高く設定して販売できることにメリットを感じるビジネスには最適です。

 

結論的には、最も少ない初期投資で、いろいろなサービスを提供できるには、昇華転写とトナー転写のプリント方式の両方を持てば、かなり広い守備範囲を得られると思われます。

 

Q14 ヒートプレスマシンはどのように選べばいいですか?

 

A 用途によって、一番適したHeat Pressマシンを選択することが大切です。 Heat Pressマシンには様々なデザイン・スタイルがあり、また、手動式、電動式、コンプレッサー式、上こてスイング型、クラムシェル型、スライド型、下こて引き出し式、あるいは固定式、交換用下こてのサイズ形状の豊富さや、交換のしやすさ、下こて2枚式、高さ調節のできるスタンド式、MUG専用、お皿プリント専用、ボールペンプリント専用、帽子プリント専用、などの特殊マシン、など、様々な製品があります。 用途に応じて、最適なマシンをお求めください。 実物を触って、試してみるのも大切です。 下こての支点が下こての真下にあるようなモデルだとTシャツを「着せる」ことができません。逆に、下こての支点が奥のほうにあるモデルだと、Tシャツを「着せる」ことができるので、Tシャツの前面と背面の両方にプリントする場合には非常に役立ちます。 もちろん、ヒートプラテンの精度・信頼性、圧力の均一にかかること、など、基本条件を満たすことも重要です。 

 

Q15 ソフトRIPの機能・性能の差はありますか?

 

A 大いにあります。 一口にソフトRIPと言っても、プリンタドライバに毛の生えたような低機能のソフトRIPもあれば、世界のTシャツプリントメーカーに大絶賛を受けている、世界で最も多く使われているカナダCADlinkDigital Factory V10 Oki Editionのように、トナー転写でTシャツをプリントするなら、これが無いと話にならない、とまで言わる製品まで、様々な製品があります。 CADlink Digital Factory V10 Oki Editionに関する詳細は、当社の製品紹介のWeb PageYou Tubeビデオをご覧いただきたいので、ここでは詳細をすべて説明はしませんが、白トナーの管理、ラスタライゼーションと呼ばれるドット処理の豊富さ、KnowMeBlackOutKnowMeColorOutSuper ImageGimpなどの機能満載のCADlink Digital Factory V10はほかのRIPでは到底できない素晴らしい機能満載のソフトRIPです。 当社のトナープリンタにはこれがバンドルされています。

Oki c941dnや、Oki c8432WTをご使用で、RIPを使っていない、あるいは、他社製のRIPでやっているかたは、ぜひ、CADlink Digital Factory V10 Oki Edition ないしOki PRO Editionへの切り替え、ないし使用をお勧めします。

 

Q16  Ghost社製白トナーについて教えてください。

 

A ドイツGhost社製白トナーを日本で利用できるのは、現在のところ、Canon LBP621CA4)と、HP cp5225dnA3)の2モデルです。 ドイツForever社製転写シート、Laser Dark(No-cut)Low Tempを使用して、生地の種類を選ばず、濃色のTシャツへフルカラーでプリントしたり、同じForever社製カット・カストリ不要のアイロンプリントシート、Flex Soft No-cut)を利用できたり、Hot Stamping Foil (箔)でのプリントまでできてしまうシステムが、ソフトRIPなしで、使えるので、きわめて低価格です。 ただ、その低コストのシステムであるがゆえに、若干の工夫をしてご使用をしていただく必要があります。それは、フルカラーで濃色にプリントする場合は、はじめにCMYKLaser Dark No-cut)Low Tempのプリント用のフィルムA Foilにプリントした後、黒トナーカートリッジをGhost社製白トナーカートリッジと入れ替えて、イメージのマスクを白一色で、先にプリントしたCMYKのイメージ上にオーバープリントする必要があります。つまり、1枚のフィルムを2回プリントする必要があります。 その時に、CMYKのプリントと白のプリントに若干のずれが生じる可能性があるので、その処理について、若干の工夫が必要です。 その分、非常に低廉に濃色のTシャツにフルカラーでプリントできるシステムとなっています。 白色だけをプリントするプリンタとしても相当出番があるので、これはこれで、1台持っていてもいいプリンタだと思われます。

 

Q17 Forever Flex Soft No-cut)の利用法について

 

A ドイツForever社製Flex Soft No-cut)はカット・カストリ不要のアイロンプリントシートというコンセプトの製品で、使用するには、トナー式のプリンタであれば、ほぼどのプリンタでも利用できます。 カッティングプロッターは不要です。 もっとも、お手軽には、A4サイズのモノクロトナープリンターで、1万円前後で購入できます。 これでも、Flex Soft No-cut)を使えば、21色の鮮やかなカラーのトナー転写プリントが可能です。 ただし、この場合はトナー転写といっても、トナーはあくまで、B Paperの感熱糊をトナーのある部分に引き込むための触媒として役割であり、トナーの色は表には見えません。 あくまで、Flex Soft No-cut)の21色の顔料のカラーがプリントされます。 

鮮やかな白・黒、のほか、基本色の赤・青・黄・緑などの一般色、Black Lightにも反応するネオンカラーのピンク、オレンジ、グリーン、イエローそして、Gold, SilverBronzeなどの、トナーでは表現できないあざやかなメタリックカラーの7色、併せて21色のプリントがカット・カストリも無く、細かいデザインまで正確に、濃色のTシャツに転写プリントできます。これもトナープリンタを使うことが条件で、インクジェット式プリンタでは使えません。 特に、白や、ネオンカラー、淡い色の黄色などは、もし、白トナープリンタがあれば、白でミラーイメージをプリントすると、より鮮やかなカラーで転写できます。特に、白に至っては、140万円もするOki c941dnのホワイトトナーでプリントするよりも、さらに鮮やかな白色でプリントできるので、まさに、売れる白色がプリント可能です。 これらの21色を同時にプレスすれば、マルチカラーでのプリントも可能ですし、また、先のFlex Soft No-cut)でプレスした後に、Laser Dark (No-cut) Low Tempでトナーのカラーをつら合わせで転写プリントすれば、シルクスクリーンやガーメントプリンタでは表現できない、鮮やかなプリントを実現できます。 もちろん、Laser Dark No-cut)には箔もプリントできるので、それと合わせると、Flex Softの鮮やかな21色、トナーのフルカラー、さらには、箔のメタリックカラーも合体したプリントが可能であり、ほかのプリント方式では到底できない品質のプリントが可能になります。

 

Q18 箔(Hot Stamping Foil)をプリントするのはどのようにすればよいですか?

 

A  Hot Stamping Foil (箔)をプリントするには、まず、Forever Laser Dark No-cutLow Tempに、ミラーイメージを、できればCMYK400%で、ないし、CMY300%、あるいは、最低でもK100%で、ミラープリントし、その後、B Paperで、通常通り糊付け加工し、それを生地に転写するときに、通常の30秒では無く、5秒からMax. 10秒だけ生地にプレスして、冷ましてから、A Foilを生地からはがすと、黒いトナーを含んだB Paperの糊が生地の上に、こんもりと転写されているのがわかります。 そこに、50色あるHot Stamping Foil()のなかから、お好みのカラーの箔を選び、その黒で転写されたこんもりとしたトナーのイメージの上に載せて、30秒プレスし、冷ましてから、箔を剥がせば、鮮やかな箔プリントの完成です。 少量のバリがある場合があるので、この場合は、ころころやアプリケーションテープでは無く、乾いた布で軽くなでて、バリを払い落して完成です。 とても簡単で、アピールするプリントになりますので、ぜひおすすめです。プリンタは、A4サイズでよければ、1万円前後のモノクロプリンタでもOKです。

 

19 洗濯堅牢度はどうですか? 洗濯時・アイロン時の注意点は?

 

A 洗濯堅牢度は5点満点の4−5という点数をいただいているので、通常の使用であれば、問題ありません。 洗濯する場合は、Tシャツを裏返しにして洗濯機に入れてください。ネットに入れればさらに良いです。 もちろん、手洗いにすれば、さらに寿命は延びます。 漂白剤は使わないほうがいいです。 アイロンをするときは、裏側から軽く素早くする、ないし、手ぬぐいやタオルなどを載せて手早く行ってください。 長く熱すると、熱で糊が解けてはがれる恐れがあるため。

 

20 プリントに不向きな素材はありますか?

 

A トナー転写プリントをする場合には、表面が平滑で、あまり、伸び縮みしない生地へのプリントが向いています。 また、乾燥擦過性にもそれほど強くないので、柔道着やラグビーなどの格闘技用の生地、あるいは、かの子柄の生地、網状の生地、凹凸の激しい生地などへのプリントには向いていません。 別に述べましたが、撥水処理した生地へのプリントも不向きです。 ナイロンなど、熱で形状が変化するものは、はじめにプリプレスをして、形状を整えてから転写プリントしてください。

 

Q21 指定したカラーをプリントするにはどうしたらいいですか?

 

A 顔料トナーという特性、あるいは、C941dnなどの重合トナーの熱に弱い特性などから、指定したカラーに絶対に合わせるというのは、なかかな難しいのですが、プレス条件などを統一したうえで、実際にカラーパッチをプリントしたうえで、その最終的にプリントされたカラーのCMYKないしCMYWの割合でプリントすればそのカラーが再現できる、という方式は可能だと思われます。 

 

Q22 生地に転写プリントしたトナーの色が、何回かプレスしたら白っぽくなってしまいました。

 

A これは、一度転写プリントしたトナーのカラーの下から、オーバープリントした白トナーや、転写に使うB Paperの白糊が徐々に表面に出てくるために起きる現象です。よって、トナー転写のプリントは、できるだけ、一回で終わらせるようにしたほうがいい色で仕上げることができます。

 

 

Q23 トナーでプリントしたA Foilに筋が見えるようになってきました。

 

A トナーの残量が減ってしまったので、トナーの交換の時期になったという場合がありますので、トナーの残量表示を見てください。 別の理由で、LEDプリントヘッドが汚れたために筋がでる、場合もありますので、同時に、プリンタのLEDプリントヘッドの汚れをソフトクロスで軽く拭き取ると解決する場合もあります。

 

Q24 トナーは何枚のTシャツをプリントできますか?

 

A モデルやトナーカートリッジの容量にもよりますが、メーカーが5000枚プリントできる、と謳っていても、それは、A4サイズを横置きして、A4サイズの5%のエリアを、毎回3枚を同時にプリントするインターバルでプリントし続けた場合の最良の結果ですので、実用上のトナーライフとはかけ離れています。 単純計算でも、100%のプリント面積でやれば、20分の1,つまり、250枚となってしまいます。 100%プリントすることは、現実的では無いとすれば、では、50%の印刷率であれば、計算上は500枚となります。 ただ、常にA4を横置きで、常に3枚同時にプリントし、連続で500枚プリントすることも無いでしょうから、なかなか推測は難しいですね。いずれにせよ、CADlink Digital Factory V10 Oki Editionを使うことで、大幅なトナーのセーブになることは間違いありません。これは長期的には、コストセーブに相当効いてきますので、機能・性能の良いソフトRIPがついているかどうかで、コストが大幅に変わることは間違いありません。

 

潟eクノプロモーション

代表取締役 川井 浩

(2021/7/22)